2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
亡くなったソ連最後の指導者・ゴルバチョフ元大統領(1931~2022)は、どんな人物だったのか? どう評価すればいいのか? 私なりに「たとえ」として思うのは「『“神はいない”と人びとに知らしめたローマ教皇」というイメージです。 もう少しいうと「神をそれ…
昨晩FMラジオを聴いていたら、日本のシティ・ポップに影響を受けたという、欧米の若手アーティストの新曲が流れてきました。 その曲はすでに有名なアーティストもやっているような「日本の歌謡曲やシティ・ポップを一部取り入れた」というものではありません…
昨日(2022年8月26日)、日テレ系の「金曜ロードショー」で、アニメ映画『耳をすませば』(1995年公開、近藤喜文監督、宮崎駿プロデュース)をやっていました。今回私がみたのは全部ではなく、後半だけ。でももう、3回は通してみている。 『耳をすませば』の…
「ドイツ観念論」の大哲学者イマニュエル・カント(1724~1804)は、大学で哲学のほかに地理学の講義も行いました。その講義は大好評で、多くの学生や市民が聴講しました。彼は世界の町や自然を、目に浮かぶように生き生きと語りました。 しかしカントは、生…
60数平米の古い団地をリノベーションして、夫婦2人で暮らしています。リノベしてから15~16年経ちます(リノベの設計は寺林省二さんによる)。テラバヤシ・セッケイ・ジムショ 2人暮らしですが、我が家にはデスクが3つあります。ひとつは私の書斎デスク。あ…
今朝は、昨日買ってきた、たまに買っている専門店のパンを朝食にしました。 ヨーロッパ風の、歯ごたえのある、パンの風味をかみしめるようなパン。パンを味わうことがメインなので、パンのほかには、野菜スープとチーズを少々、あとはコーヒーだけ。 私は基…
【今月の名言】ナポレオン・ボナパルト(近代フランスの基礎を築いた軍人・政治家、1769~1821) 6万の兵に私が加われば、16万の兵力に相当する。 1814年に、敵であるヨーロッパ諸国の連合軍25万に対し6万の兵力を率いて戦い、勝利したときのナポレオンの言…
最近の日経新聞(朝刊)を読んでいると、「この日の新聞は、まるで『衰退する日本』をテーマに特集しているみたいだ」と思えることが、ときどきあります。 もちろん、そんな「特集」を組んでいるわけではありません。 でも、ざっと眺めただけで、「衰退する…
ローマ帝国の西半分(西ローマ帝国)は、400年代後半に体制崩壊しました。内乱やゲルマン人の侵入がその原因です。 ゲルマン人とは、ローマ帝国周辺の辺境に住む人びとの総称で、いくつもの部族を含みます。476年にゲルマン人傭兵隊長による反乱で、西ローマ…
【今日の名言】アンネ・フランク(ナチスの迫害の犠牲になったユダヤ人少女、1929~1945) 戦争の責任は、偉い人たちや政治家、資本家にだけにあるのではありません。名もない一般の人たちにもあるのです。 迫害を逃れて家族や何人かのユダヤ人たちと隠れ家…
SF作家・小松左京(1931~2011)の最初期の作品に「地には平和を」という中編があります(文庫版で50ページほどの長さで「短編」ともいえる。角川文庫『地には平和を』所収)。 太平洋戦争をテーマにした作品で、1960年(昭和35)に書かれたものです。 こ…
世の中は夏休みモード。お休みシーズンには、家の中をいろいろ片づけたくなります。 今の私は年中お休みみたいな状態なのですが、世の中のモードには、やはり影響を受けます。このあいだは、ファイルに溜まったさまざまな生活関連の書類・紙片を整理しました…
日本がアメリカなどと戦ったアジア太平洋戦争(1941年12月~45年8月、太平洋戦争、大東亜戦争とも)は「超大国アメリカに対する無謀な戦争だった」と言われます。そのことは多くの人が認識しているでしょう。 「無謀」というのは、日本とアメリカの国力の差…
司馬遼太郎(1923~1996)は、『坂の上の雲』『竜馬がゆく』など数多くの歴史小説や『街道をゆく』などのエッセイを残し、幅広い読者を得た大作家でした。 8月7日は司馬の誕生日。さっきある方のブログで知りましたが『ドラえもん』ののび太も、同じ日が誕生…
ウチのテレビ台は、スチールパイプなどで出来た可動式のものです。もう30年近く(私が独身の20代の頃から)使っている、おそらく我が家にある最古の家具。 スウェーデンの家具メーカー・イノベーター社の製品で、たぶん基本デザインは70~80年代のものではな…
安倍元首相の殺害事件から、もうすぐ4週間が経とうとしています。いろんな事実が明らかになり、人びとや識者のいろんな反応・主張をみていると、いくつか気になること、「それはどうなんだろう」と思えることもある。 ひとつは、「政治的な主張に基づく犯行…
社会のなかでエリートとされる、高度の学歴や能力、権限を持つ人たちをどう処遇するか――これは重要な・むずかしい問題です。 エリートが極端に優遇される社会では、多数派の人たちの不満や無気力が強くなり、社会の活力と安定は損なわれるはずです。多くの発…