つい先日、noteに新しい記事を投稿しました。過去数千年にわたる、各年代の「世界で最も大きな(最大級の)都市の人口規模」を片対数の目盛りに落としたグラフについて。「最大級の都市の変遷グラフ」と名づけました。 この記事は、私にとっては「20年かけて…
新しい自民党総裁に高市さんが決まりました。マスコミの予想は、だいたい外れました。私も、外れました。 最近、重要な選挙で、マスコミの予想・見立てが外れることが増えていると思います。 たとえば都知事選における石丸旋風、兵庫県知事の出直し選挙など…
私は、このブログで戦争や平和について考えるための記事を、かなり書いてきました。 私そういちは、歴史関連をおもなテーマとする(ほかの仕事と兼業の)売れない物書きで、世界史を概説した商業出版の著書もあります(『一気に流れがわかる世界史』PHP文庫…
参議院選挙が近くなってきました。私は投票に行くつもりです。みなさんにも「選挙に行こう」とおすすめしたいです。 ただ、選挙に行くとしても「基本的人権のことを忘れないで欲しい」と願っています。今回はとくに。 基本的人権とは、要するに、命や財産の…
ソ連などの社会主義体制が崩壊した「冷戦終結」の頃(1990年代初頭)のこと。西欧やアメリカの体制を典型とする「リベラルな民主主義」の優位性を主張する「歴史の終わり」論が、話題になったことがあります。 フランシス・フクヤマ(1952~)というアメリカ…
諸星大二郎のマンガで「マンハッタンの黒船」という短編があります。1978年に『別冊少年ジャンプ』に掲載された作品。 198X年に、アメリカ合衆国は鎖国を断行。その99年後に縁井(へりい)提督率いる日本の黒船(巨大な原子力艦)がマンハッタンに来航して開…
オウムによる地下鉄サリン事件から30年。 私は当時若いサラリーマンで、仕事の傍ら哲学や歴史の本を読むのが、大事な生きがいや逃げ場でした。一応は会社生活になじんでいましたが、違和感もかなり感じていました(のちに40代の時、私は起業するために会社を…
今年の新しい取り組みで、2週間ほど前にnoteをはじめました。「現代や未来を考えるための世界史の記事」ということをうたっています。それを、世界史に詳しくない人にもわかりやすく。すでに10本近い記事を投稿しています。 それらのnoteの記事は、これまで…
さきほどまで16時頃から3時間くらい、まだ続いているフジテレビの記者会見の放送をみていました。 私がとくに感じたのは、「この社会では、“ほんとうの権力者”は、きわめて稀な存在である」ということです。 つまり、真の意味で「自分だけが自分の主人であり…
デマに騙されないための考え方について、科学史家・教育学者の板倉聖宣(1930~2018)は、1964年に高校生向けの雑誌に掲載された文章で、こんなことを述べています。 “相手のデマや宣伝にひっかからないためには,相手の言い分にのって,こまごました議論や…
「何が嫌われているか」を見出し、それを徹底的に攻撃すること――それが現代の選挙ではきわめて重要である、ということを、このブログでは、このところ何度か述べています(都知事選やアメリカ大統領選関連の記事)。 経済成長が見込めなくなった、将来への期…
10月の日本の衆議院選挙と先日のアメリカ大統領選挙を通じて、私は「今の政治を動かしている嫌悪感や憎しみは何だろうか」ということを考えました。 何かを嫌い・憎む感情が、今の政治には決定的な影響をあたえていると思うのです。現代の先進国のような、以…
明日10月27日は衆議院選挙の投票日。誰に・どこに投票するか。 さまざまな立場の政党があります。おもな政党のそれぞれの主張には、それぞれもっともなところがあると、私は思います。この「それぞれもっともなところがある」という感覚を、私は大事にしてい…
大谷翔平選手が「50-50」を達成したときのホームランボールが、日本円で6億6千万円で落札……こういうニュースを見聞きすると、「コレクションされるモノの価値」というのは、そのモノ自体よりも、その背景にある「物語」「コンセプト」のような付加的な情報…
私は、30代だった2000年頃から株式投資をしています。 といっても、個別銘柄ではなく、株式投資を行うファンドを複数買っているのです。私が買いはじめた当時、日経平均は1万円を切っており、株式投資への関心は、今よりも低かったと思います。 その後、夫婦…
「夢をかなえる」というときの「夢」は、「その夢にどの程度のきびしい定員があるか」という視点で分類・整理ができると思います。 つまり、「その夢・目標をかなえられる人数がどれだけ限定されているか」ということは、「夢」というものを考えるうえで大事…
「ジャンヌ・ダルクってほんとうにいたんですか」という人と話したことがあります。たしかに「伝説」っぽい人ですが、彼女は実在の人物です。 パリオリンピックが開幕します。「フランスといえばジャンヌ・ダルク(1412~1431)」ということで、彼女をごく手…
先日、郊外のシネコンでアニメ映画『ルックバック』(押山清高監督)を、夫婦で観てきました。 人気漫画『チェンソーマン』の作者・藤本タツキによる同タイトルの短編(といっても150ページ弱あるそうです)をアニメ化したものです。「上映時間58分」という…
今回の東京都知事選の結果をみて、とくに思ったのは、つぎのことです。 「政治において、与党や既得権側ではない、挑戦者あるいはアウトサイダーにつよく求められるのは、“有権者のあいだで何が嫌われているか”を察知することである」 その「嫌われている何…
「憲法とは、国家権力(政府)をも拘束する最高の法規である」という、古典的な憲法観を、私は信奉しています。 ただし、「そのような憲法観はもう古い」などという主張もあるようです。そこには「国家権力を法(憲法を頂点とする法体系)から解放して自由な…
5月2日は、絵本作家かこさとし(1926~2018)の亡くなった日です。 かこは、昭和の後期~平成に「だるまちゃん」「からすのパンやさん」のシリーズや、数々の科学絵本など、生涯で600もの作品を残しました。 彼は、もともとは東京大学工学部卒の技術者です。…
インターネットには、一般に普及し始めた頃、「国家やマスコミやその他の権威から自由な、開放的空間」というイメージがありました。ある種の「性善説」でインターネットをみていたわけです。 ところが今は、インターネットは、悪意や愚かさに満ちた、かなり…
4月12日は、「日本初の女性建築家」といわれる浜口ミホ(1915~1988)の亡くなった日です。 彼女の代表作は、1950 年代に開発され大量につくられた、公団住宅(団地)のキッチンです。 当時の台所は一般に「日当たりの悪い、女中の仕事場」という位置づけで…
先週2月22日、日経平均株価は3万9098円の終値で、1989年末のバブル経済時代の最高値を更新しました。一応これは画期的なことといえると思います。 でも、1990年頃と比較してアメリカの株価(ダウ平均)は13~14倍になっているのに、日本は1990年頃の株価を30…
今現在のイスラエルによるガザ地区への攻撃をみていると、「被害者意識に基づく暴力の恐ろしさ・深刻さ」ということを強く感じます。 イスラエルは、直接的には2023年10月に行なわれたハマス(ガザ地区を実効支配するイスラム勢力)によるイスラエルへの越境…
しばらく更新を休んでおりました。はてなブログのお仲間への訪問もできていないなか、告知の記事で再開というのは恐縮ですが、私そういちの新しい本が出るので、お知らせさせてください。 2月5日に、PHP文庫から『一気に流れがわかる世界史』(秋田総一郎名…
明治4年、数名の少女が国費の留学生として米国に渡りました。その最年少が6歳の津田梅子(つだうめこ、1864~1929、元治元年~昭4)でした。彼女は通訳である藩士の娘で、父親は自分の娘に特別な教育(完全な英語力など)を与えたいと考えたのです。 津田梅…
太平洋戦争(1941~45)などの昭和の戦争の名称に関しては、いくつかの立場があります。つまり、いくつかの呼び方がある。それは、政治的立場やそれと結びついた歴史観・世界観の相違を反映しています。 じつは昭和の戦争にかぎらず「歴史的事件を何と呼ぶか…
第ニ次世界大戦(1939~1945)による死者は、世界全体で軍人(戦闘員)2305万人、民間人3158万人、合計5400万人余りにのぼりました。これは、第一次世界大戦(軍人・民間合計で約1800万人)を大きく上回るものでした。 *ウッドラフ『概説現代世界の歴史』ミ…
昨日、ビッグモーターの不祥事(自動車保険の不正請求など)について、テレビのワイドショーで「創業者の前社長に対し、どのような責任追及が可能か」を解説していました。 私は会社員時代に、法務・コンプライアンス関係の部署にいたことがあったせいか、こ…