そういちコラム

数百文字~3000文字で森羅万象を語る。挿絵も描いてます。世界史ブログ「そういち総研」もお願いします。

妻のワークスペース・小さめのデスクを置く

60数平米の古い団地をリノベーションして、夫婦2人で暮らしています。リノベしてから15~16年経ちます(リノベの設計は寺林省二さんによる)。テラバヤシ・セッケイ・ジムショ

2人暮らしですが、我が家にはデスクが3つあります。ひとつは私の書斎デスク。あとの2つは妻のデスク。

こちらが妻のデスク1号。引き出しもないので「テーブル」といってもいいかもしれません。妻は書道をずっと続けていて、自分の教室も運営しています。こちらの机はおもに書道をするためのもの。

机まわりには書道の道具があり、正面の本棚には書道に関する資料・書類のファイルなどがある。この机の左側には私の書斎デスクがあり、私の本が本棚を覆っていますが……

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こちらは妻のデスク2号。これは事務処理用の机です。妻はこのパソコンで書道教室のブログを書き、教室の経理などの事務処理を行います。

この2つの机はオーダーメイドです。家具職人の真吉(しんきち)さんによるデザイン・製作。 家具作事 真吉

リノベのプランを考えていたとき、既存の家具の配置をひととおり決めたあと、若干の空きスペースができることがわかった。そこにちょうどあてはまる大きさの机ということで、2つ作ってもらったのです。机のサイズは幅どちらも幅90センチ、奥行き80センチ。

2つの机の小さな模型(真吉さんから頂いた)

こういう、小ぶりなサイズのデスクを置くと、部屋の一画をワークスペースとして使うことができます。

我が家では、こうしたデスク(テーブル)2つのほかに書斎机があるわけですが、これはやや過剰な設備かもしれません。より一般的には、夫婦でそれぞれ1つずつ小さな机を持ったり、あるいは机1つを夫婦の共用にするのがいいかも。

家庭にとって、書斎机は一種の嗜好品(なくてもいいもの)だと思います。しかし、事務作業や家事のためのワークスペースとしてのデスクは、やはりあったほうがいいはずです。

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でも、空間やコストの問題でそれがむずかしい場合は? それなら、ダイニングテーブルを使えばいい。

そこで大事なのは、「ダイニングテーブルには普段何も置かない」ということ。我が家ではこれを徹底しています。

そうすると、ダイニングテーブルを「大きな作業デスク」として活用できるのです。

妻も私も、いろいろなものを広げて作業するときには、自分の机では手狭なのでダイニングテーブルを使っています。ダイニングテーブルは、我が家の第4のデスクです。

我が家のダイニングテーブル・本棚のあるリビング

今の私たちは、家のなかで仕事や趣味や副業などの、いろんなことをするようになりました。そこで、家庭のデスク環境は大事なものだと思います。在宅で働くことが普及してきた今、ますますそうなっているはずです。

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