今週のお題「わたしの部屋」
古い団地を買ってリノベをして、夫婦2人で暮らしています。住み始めて16年になります。
写真は、リビングのソファと本棚です。机は妻が事務用に使うもの。下の写真は、ソファの向かいにある、となりの書斎コーナーとの仕切りになっている本棚です。
60平米余りの広くはない団地。2人とも洋服などの持ち物は限られているし、家具も多くはありません。
しかし、私の本だけは人より多くなっています。リノベの設計をお願いした寺林省二さん(テラバヤシ・セッケイ・ジムショ主催)にも「可能なかぎり本棚を設けてください」と要望しました。
私の蔵書は数千冊ですから、年季の入った読書家の感覚ではたいした量ではありません。でも、その数千冊を狭い団地に収めながら、それなりに気持ちよい空間にするには、本棚の収納をきちんと考えないといけない。
だから、我が家のメインの設備は本棚だといえるでしょう。書斎はもちろん、玄関にも本棚はあります。「こんな本棚ばかりの家では落ち着かない」と私の母は言っていましたが、妻は受け入れてくれました。
ただし、寝室には本棚は置いていません。私も寝るときはそのほうが落ち着きます。
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そして、このリビングで本棚と並んで大事な設備はソファです。20年以上使っている、2人掛けでちょうどいいサイズ。書斎で机に向かう以外では、このソファに座っている時間が長いです。
リビングには小さなダイニングテーブルもありますが、夕食のほとんどは、このソファに座ってローテーブルに料理や酒を並べ、テレビを観たりラジオを聴いたりしながら食べています。ここで何時間も飲み食いしていることもあります。
このソファのまわりのコーナーは、ウチでは「宴会場」と呼んでいます。食事のほかに、ソファで本を読むこともあります。
10数年暮らして、このこじんまりした場所を使いたおしている感じです。これからも、使えるかぎり使っていきます。
自分に可能な範囲で、自分の場所をよく考えてしつらえ、それを使いたおす。これは幸せなことだと思います。
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