そういちコラム

数百文字~3000文字で森羅万象を語る。挿絵も描いてます。世界史ブログ「そういち総研」もお願いします。

暮らしのファイリング・本棚とクリアファイルによる整理

世の中は夏休みモード。お休みシーズンには、家の中をいろいろ片づけたくなります。

今の私は年中お休みみたいな状態なのですが、世の中のモードには、やはり影響を受けます。このあいだは、ファイルに溜まったさまざまな生活関連の書類・紙片を整理しました。

生活関連の書類などは、クリアファイルに入れるのを基本にしています。写真のような、見出しをつけたクリアファイルに項目別に入れておく。

写真の「ガス・電気」をはじめ、「水道」「生命保険」「火災保険」「クレジット」「役所関係」「地域・自治会」「病院」「年金」等々の定例的な項目のほか、個別の関係先ごとのファイルをつくってあります(このクリアファイルに貼った見出しは、無印良品の製品で、薄いプラスチックでできたポストイット状のもの)。

それらをこの写真のように、本棚に並べておきます。並べ順はランダムです。30~40項目あります。この本棚はリビングにあるもので、下の写真が本棚の全体像。このファイリングは、我が家の「心臓部」にあるといってもいいかも。

そして、料金の通知などの新たな書類が発生するたびに該当するファイルに入れていく。そのために取り出して触ったファイルは、元の位置に戻すのではなく、左端(このファイリングの “前面”にあたる)に入れておきます。

こうした「新しい書類の仕分け」は、溜めると面倒なので、忙しくてもその都度行うことが大事です。

数か月か年に一度、これらの30~40のファイルの中身を点検して、要らないものは捨て、保存すべきものは中長期のファイル(バインダーや保存箱)に移していきます。

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こちらの写真は、バインダーなどのある、書斎の本棚の様子です。

ボックスファイルに縦置きにしているクリアファイルには、自分のライフワーク(歴史・社会関連)や過去のさまざまな案件・活動に関する資料が入っています。

クリアファイルよりも大きな束でまとめたほうがいいものは、バインダーで綴じています(ボックスファイルもバインダーも無印良品)。

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私は大人になってから30数年、日々自分のもとにやってくるたくさんの「紙」と格闘してきたように思います。

その「紙」には、生活関連の事務的なもののほかに、知的な活動のための資料も多くありました。自分の興味をひく、いろんな「紙」を集めるのが、私は好きなのです。

資料のデジタル化・ペーパーレス化などはまったくできない時代遅れなので、とにかく「紙」をどう整理して、どのように自分の生活スペースに納めるかに悩みながら、生きてきたように思います。

そして、自分なりにいろいろ工夫を重ねてきました。その結果、この数年である程度かたちがみえてきました。

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こういう「整理」の効用は何か。じつは、数量で示せるような生産性にはそれほどは影響がないように思います。

もちろんそういう生産性に貢献する面はあるのですが、それ以上に大事なのは「精神的にクリアな状態になれる」ということ。要するに「頭や心がすっきりする」わけです。「幸せな気持ちになる」といってもいい。

いろんな書類がごちゃごちゃの状態でも、私たちがやるべきことをやっていくのは、変わらないでしょう。

でも、書類などが整理された状態でなすべきことを行うと、静かによどみなく時が流れていく感じがあります。

そしてその感覚は、自分の能力の発揮や仕事の中身の充実に、たしかに良い影響があるはずです。

そんな理想どおりには、なかなかいきません。やはり「あれはどこだ?」みたいなことは、しばしばあります。

それでも「やっぱり整理しといてよかったなー」ということも多くあるのです。どうせ生きて何かをしていくのなら、少しでも気持ちよくやっていきたいと思って、このような整理に取り組んでいます。

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