「1人でないと考えられない。1人では考えられない」というのは、自分でつくった格言みたいなもの。座右の銘のようにときどき思い出します。
深く考えることや、核となる大事なアウトプットというのは、1人で行うものです。「みんなで・仲間で」という姿勢だと、たいていうまくいかないです。
でも、考えをさらに発展させたり、社会に広めたりするには仲間や読者が必要です。1人きりではダメで、人とのつながりが欠かせません。
上記の2つの命題(1人でないと…1人では…)は矛盾しているようにみえます。しかし、そのように矛盾していることこそが、まさに真実なのでしょう。
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この1年間ほど私は(まだ現役世代なのですが)、セミリタイアというのか無職というのか、毎日家にいて1人で机に向かっています。人とあまり会っていません。でも、それほど孤独な感じがしない。
「1人」といっても、家族(妻)がそばにいるということはあります。インターネットによる交流もある。しかし、それだけではなく「1人でないと考えられない何か」をすすめている手ごたえを感じているのです。
このままずっと「1人」というわけにはいかないでしょうが、「今はそういう時期なんだ」と考えています。