以下の地図にあるような「世界の地域区分」について知ると、世界史やニュースを理解するうえで便利です。ただし、区分の仕方については諸説あります。
世界の地域区分(秋田総一郎『一気にわかる世界史』日本実業出版社より)
西ヨーロッパ(西欧) ドイツ、イギリス、フランス、イタリアなど
東ヨーロッパ(東欧) ロシア、ポーランド、ハンガリー、ウクライナなど
西アジア(≒アラブ・中東) イラク、イラン、トルコ、サウジアラビア、シリアなど。エジプト、アルジェリアなど北アフリカも含む
中央アジア カザフスタン、アフガニスタンなど
南アジア インド、パキスタン、バングラデシュなど
東南アジア ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、マレーシア、インドネシア、フィリピンなど
東アジア 中国、日本、韓国・朝鮮など
アフリカ サハラ砂漠以南のアフリカ諸国
北アメリカ(北米) アメリカ合衆国、カナダなど
ラテンアメリカ(中南米) メキシコ、ブラジル、アルゼンチンなど
オセアニア オーストラリア、ニュージーランドなど
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下の図は、上記の「世界の地域区分」の図を大幅に簡略化した「カンタン世界地図」です。私そういちの考案。
これを自分でも描いてみましょう。「西アジアはどの辺か」といった、世界の各地域の大まかな位置関係が頭に入ります。
こういう簡略化した図は、その気になれば自分で描くことができます。「自分で描ける」というのは「それだけ深く頭に入った」ということで、大きな意味があります。
自分ですぐに描けるくらいの簡単な図式に情報を整理するのは、対象を理解するうえで大事な方法です。
それでもまったくの初心者だと、この「カンタン世界地図」だって、それなりにむずかしいでしょう。でも、多少練習すれば描けるはず。
「カンタン世界地図」については、「われながらうまくできた」と自負しています。初心者が学ぶうえで「詳しすぎず、抽象的になり過ぎず」のうまいさじ加減になっている、と思うのです。そういう「抽象化のさじ加減」も、勉強の大事なポイントです。
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