そういちコラム

数百文字~3000文字で森羅万象を語る。挿絵も描いてます。世界史ブログ「そういち総研」もお願いします。

世界史セミナーの活動再開を考えています

今回は活動報告的な記事です。私は数年前に『“中心”の移り変わりから読む 一気にわかる世界史』(日本実業出版社、2016年)という(大人向けの)世界史の入門書を出版しました。

その後、この本の内容をベースにした世界史のセミナーを何度か行っています。

世界史5000年の大まかな流れを3時間余りでPowerPointのスライドとともにお話して、30分から1時間の質疑応答を行う、というもの。

世界史5000年を3時間」というと、「そんなことできるの?」と思われるかもしれません。

でも、世界史の各時代における「文明の中心」といえる地域に焦点をしぼることで、それは可能になります。学校の教科書みたいに「あれもこれも」にならなければいいのです。

つまり、西アジア(古代オリエント)→ギリシア・ローマ→イスラム→ヨーロッパ→アメリカというかたちで各時代の中心を追いかけてポイントをおさえていく。

これによって一気に世界史の大きな流れを見渡すことが可能になります。

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そんなセミナーを行っていたのですが、コロナの流行が始まってからはストップしています。

しかし最近になって、こうしたセミナーを再開するきっかけとなるできごとがありました。以前に私のセミナーに参加した方から連絡があり、その方が主催するセミナーで、講師として呼んでいただけることになったのです。

今回は「世界史5000年」ではなく、20世紀以降の現代史の概略を2時間半でお話して、あとは質疑応答・座談会というものです。参加者は主催者のお仲間限定なので、一般からは申し込めません。

主催者の方は「最近の世界情勢などをみていて、現代史について知りたくなった」ということをおっしゃっていました。

たいへんうれしいお声がけです。ひさびさに、人と会って世界史の話ができる!

これをきっかけに、以前行っていたようなセミナー(これは私自身による自主開催がメインでした)も近く再開したいと思うようになりました。もちろんマスク着用など配慮したうえで行います。

あるいは、まだやったことはないんですが、オンラインでもやってみたいと思います(こういうことに腰が重いのです。これからやり方を勉強します)。

具体的に決まったら、あらためて告知いたします。

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そして、もしも今回の現代史のセミナーのように、私以外の主催者の方が講師として私を呼んでくださるのであれば、たいへんうれしいです。できれば講師の仕事に専念したいので、そちらのほうがありがたいです。

ご連絡はプロフィール(著者「そういち」について)にあるメールアドレス(so.akitaあっと…)まで。

テーマは「世界史5000年」「現代史」以外でも結構ですので、ご相談ください。

日程は、今の私は平日でも土日でも、昼でも夜でもかなり柔軟に対応できます。講師料・交通費はいただきますが、あまりこだわっていません。心配なさらず主催者の方が可能な金額をご相談ください。

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セミナー主催者・講師として、私が大事にしているのは「敷居の低さ」というところ。

これまで行ってきたセミナーの参加者は、みなさん世界史については「まったくの初心者」という方がほとんど。まさにそういう方のためのセミナーです。

「自分は歴史に詳しい」「社会や歴史の本はかなり読んできた」と自負される方には、きっと物足りないのでおすすめしません(「世界史をどう整理するか」については、知識のある人にも参考になるかもしれませんが)。

講師としては、初心者の方に配慮した説明をするのはもちろんです。でもそれだけでなく、セミナー全体として「自分は知らない」ということを安心して表明できる雰囲気があることが、私のセミナーの特徴だと思っています。

2018年に新宿で開催したセミナーの写真。参加者がもっと少なかったときもあります。

 

私そういちの著作。アマゾンでの評価は現在在14個で平均4.6とご好評を頂いています。都内のある有名な書店では高校学習参考書のコーナーに複数冊置いてありました(2021年確認)。

一気にわかる世界史

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