パイロット社製の「ハイテックC」という、200円ほどの水性ボールペンをずっと使っています。線の太さがいろいろある製品ですが、私は0.4ミリ。
肌身離さずこのペンを持ち歩き、たまに忘れてほかのペンで代用すると落ち着きません。
ありふれた実用品ですが、この値段で細く安定した線と、なめらかでありながら程よい硬さのある書き味は素晴らしい。
とくに書き味の「程よい硬さ」が競合する製品にはないもので、そこが私は気に入っています。
こんなささやかな愛用品は、誰にもあるはずです。一見「こだわりの品」らしくはなくても、こういうものこそが、じつはほんとうに素晴らしいモノなのかもしれません。
そして、こういうものが安く手軽に買える世の中も、素晴らしい。それが今後も続いてほしい。将来において、この品質のものがこの値段では買えなくなる可能性も、否定できないと思います。