【今日の名言】
ブラジルのサンパウロで移動図書館を運営する元ホームレスの男性(NHKのテレビ番組より)
人生を立てなおす時、本は欠かせない。視野を広げてくれるからだ。
これは数年前にみたNHKの『世界ふれあい街歩き』という番組で、ある男性が述べた言葉です。
その男性(30代くらい?)は、後部に本棚をしつらえた3輪の自転車でサンパウロの街を巡回する、移動図書館の活動をしていました。本棚には100冊はあったでしょうか。小さな小さな図書館です。
彼は、はじめてサンパウロに出てきたとき、強盗にあって全財産を失いました。その後ホームレスの暮らしや施設での生活を経て、今は働いてどうにかやっているとのこと。
彼にはホームレスだった頃「図書館に行ったが、身分証がなくて利用できなかった」という経験がありました。彼の小さな移動図書館では、勤め人もホームレスも本を借りています。
この男性が暮らしを立てなおすとき、読書は力になったのでしょう。
私も、仕事や暮らしで停滞して「立てなおしたい」と感じるときがあります。
そのときには、大きな本屋さんに行っていろいろな本を手にとることをします。短くて1~2時間、長い時は半日ほど。すると、知恵や知識のある人たちと話しをした感じがする。
そして、何らかのヒントや励ましをもらって、前にすすもうという気持ちになるのです。