日本の芸術・学問などのクリエイティブな業績が、海外で大きな賞をとったと聞くと、うれしいものです。
でも、ふと思うのです。日本にはアカデミー賞やカンヌ映画祭、そしてノーベル賞に匹敵する、誰もが知るような世界的イベントはないのだなあ、と。
オリンピックだって、運営を主導するのは欧米人です。つまり、オリンッピクも外国の賞みたいなもの。
もうそろそろ、外国の賞をもらって喜んでばかりはいられないのでは?
日本は、先進国と言われるようになって何十年も経つのです。そろそろ、賞をもらって喜ぶ側ではなく、賞をあげるほうの国になることを、本気で考えたらどうでしょうか。
世界のなかでほんとうに優位な国は、ほかの国の人が欲しがる賞を主宰している国です。
「賞をあげる国」というのは、文化において、「何に価値があるか」を管理している側です。それができるだけの系統だった考えや、表現力、組織運営の能力などを持っている。
その点で、私たちはまだ欧米人にまったく歯が立たないのです。まずはそれを自覚することからではないでしょうか。
このままぼんやりしていると「賞をあげる国」になれないまま、賞をもらうこともできなくなるかもしれません。もう、チャンスのある時間はかぎられているようにも思います。
今日始めた、親御さんや先生のための就活関連ブログ。私そういちはキャリアカウンセラーでもある。