そういちコラム

数百文字~3000文字で森羅万象を語る。挿絵も描いてます。世界史ブログ「そういち総研」もお願いします。

つらくなったら、やめないで活動レベルを下げよう

勉強や趣味やその他の活動を、職業でもないのに続けていると、「もうやめてしまおう」と思うことがあります。

忙しさの中で、だんだんと意欲が衰えてくる。「自分も何かしたい」という気持ちが薄れてくる。

でも、そこでやめてしまうことはありません。もったいないです。何かの事情でその活動がつらくなっているのなら、活動レベルを下げて続けることをおすすめします。

たとえば、読んだり・書いたりという活動で、何かを書き上げる時間やエネルギーがないと思うなら、読むだけにする。

むずかしい本を読むことができないなら、もっと気楽な本を読む。読んだり書いたりするペースを落とす。年に百冊読んでいたのが、十冊になってもいい。勉強や読書のプランをぼんやり考えるだけでもいい。

もちろん、重い病気にかかったときなどは、治療に専念することになります。そのため、活動レベルがほぼゼロになるときもあるでしょう。

でも、とにかくそこで「やめた」と思わないこと。こうして活動レベルを下げるのも、一時的なことだと思うこと。

期限を決める必要はありません。元気が戻ったり、障害となっていることが過ぎ去ったりしたら、復帰すればいいのです。そのうち状況は変わります。

短期間で状況が大幅に変わることは、なかなかないかもしれません。でも、ほんの少しだけなら、変化があるはずです。そのとき「いずれまたやるぞ」という心の準備ができてさえいれば、わずかな状況の変化でも、すぐにまた動き出すことができるのです。

「もうやめた」と思って気持ちが切れてしまうと、再開するのがむずかしくなります。「もうやめた」という自分への約束を守ろうとしてしまうのです。

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